
2025/04/24
「ジョンの魂」~ジョン・レノンが残したもの~(blog No.17)
(A)リバティ 今日はジョンが残したものについて、オヤカタの想いを聞かせてもらうんだったよね。 (B)オヤカタ そうだね。 まずは、ビートルズの4人の中で、僕がなぜジョン・レノンを一番好きになったのか、その…
2025/04/14
(A)リバティ
今日はジョン・レノンが暮らした家を訪問して、だよね。
(B)オヤカタ
そうだね。「ビートルズ・ストーリー」(ミュージアム)で4人のストーリーを堪能したあと、リバプール郊外Mendipsにあるジョン・レノンの実家を訪ねました。ジョンが5才から23才まで暮らした家です。
(A)リバティ
ジョンが16才のとき、“ザ・クォリーメン”という音楽バンドを結成し、そのあと、ポール・マッカートニーやジョージ・ハリスンに出会って大きく成長し、世界の“Beatles(ビートルズ)”になったんだよね。
(B)オヤカタ
そうそう、よく知ってるね。
家を訪れたとき、前の年(2010年)に日本で観た映画、『Nowhere Boy』(ノーウエアボーイ~ひとりぼっちのあいつ~)を思い出しました。
この映画は、ジョンの少年期から“ザ・クォリーメン”を結成するまでを描いています。
(A)リバティ
へ~、おもしろそう。
(B)オヤカタ
あらすじを話すね。
物語は、1950年代のリバプールが舞台です。
ジョンが音楽に目覚めるきっかけとなる出来事を描きつつ、彼の複雑な家族関係にも焦点を当てています。
母親のジュリアと父親のアルフレッド・レノンとの間で揺れる少年時代から始まります。
アルフレッドはジョンが幼い頃に家を出て行き、その後音信不通になります。
母親ジュリアもジョンが5才のとき、家を出て別の男性と暮らすことになります。
ジョンを引き取り、育てるのは、ジュリアの姉、ミミ伯母さんです。
10代半ばにジョンとジュリアは再会します。
ジュリアは情緒的に不安定ですが、ジョンを改めて愛そうとします。
彼女はポップな音楽が大好きで、ジョンにバンジョーやギターを教えます。
一方育ての親であるミミ伯母さんは、ジュリアとは正反対の性格です。
とても厳格かつ保守的でジョンを立派な大人に育てようとしますが、ジョンは反抗期の真っ只中で、トラブルが続きます。
映画は、二人の母(ジュリアとミミ)に愛され、その愛に傷つき、心がはち切れそうになるジョンの姿を追います。
またジュリアはジョンが17才のときに交通事故で亡くなり、ジョンは悲しみにくれます。
映画の後半では、ポール・マッカートニーとの出会いやジョージ・ハリソンら音楽仲間との結束が描かれ、音楽を通じて自分の道を見つけ、悲しみや辛さをどう乗り越えていくかを描いています。
(A)リバティ
へ~、なんだか暗い映画みたい。
(B)オヤカタ
そうだね。
複雑な家庭環境で育ち、『ひとりぼっちのあいつ』だったジョンの青年期だからね。
でも、母親ジュリアの音楽に対する情熱やミミ伯母さんの厳格ながらも強い愛情が彼の人間形成に影響を与えたことが伝わってくるよ。
ジョンの実家を訪ねたとき、人間の成長において大切なものは何かを改めて投げかけられた気がしました。
(A)リバティ
ふ~ん。ところで、お父さんは全く出てこないの?
(B)オヤカタ
父親アルフレッドは、5才のときの別れの回想シーンだけだね。
だけど、ジョンの心の中では大切な存在だったみたいだよ。
ジョン・レノン自身があとで語っています。
(A)リバティ
そうなんだ。
(B)オヤカタ
次回ブログでは、「ジョン・レノンが残したもの」について僕の想いを話してみようと思う。
(A)リバティ
OK、聞かせて。私は、メロディアスな曲を作ったポールの方が好きだけど・・・。
(B)オヤカタ
僕もポール好きだよ。
でも、解散後、二人はまったく違う道を歩んでいったんだ。
その辺のことにも触れてみますね。
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