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2024/11/12

英国ノスタルジック・ツアー(blog No.09)

(A)リバティ

フロイト博物館のあと、どこへ向かったのですか?

 

(B)オヤカタ

2011年7月8日、午後3時に博物館を出て、ロンドン駐在時代に一緒に仕事をしたLauraのオフィスがあるロンドン北西部、エセックス州(Essex)に向かいました。

 

(A)リバティ

オヤカタはロンドンで働いていたんだ?

 

(B)オヤカタ

そうなんだよ。
30年前のことだけど、初めての海外勤務が英国ロンドンでした。そのときの話をしますね。ちょっと長くなってしまいますが、聞いてください。

1994年10月、英国三井物産(MITSUI UK)、ロンドン本店TEXTILE Dept.(繊維部)に

赴任しました。
繊維部の責任者であるGeneral Manager(GM)としてです。

海外で働きたいという思いで就職した総合商社、いろいろな事情があって初めての海外勤務は38歳、課長職になってからでした。
これは商社の中では遅い海外初赴任です。同世代の仲間は2度目や研修員時代を含めると3回目という人も結構いました。

ロンドン店は、欧州全域の統括をしており、日本人、英国人を合わせ、200名以上の大所帯です。欧州・英国物産社長、Director、GMは20名以上いました。

初めて参加したGM会議で、「初めての海外勤務ですが、よろしくお願いします!」って挨拶したこと思い出します。
ほかのGMは40代半ばから50代のベテランさん。38歳の僕は最年少でした。
「年齢は関係ない、同じGM職。ほかの部署に負けないぞ」と思う一方、「先輩GMたちにいろいろ教えてもらいながら・・・」と仕事を始めました。

 

(A)リバティ

へ~。にゃんか大変そう。

 

(B)オヤカタ

そうだね。内心、不安だったろうね。でも、与えられた大きなチャンスという気持ちもあったような気がするね。

ロンドン店GMに決まるまでのことを話します。

赴任前は、東京本店、繊維部門の中の一つの営業部に所属していました。その営業部の部長がロンドン店GM経験者でした。
部長との人事面談のとき、「海外勤務のお鉢が回ってきませんが、どうなっているのですか?」って、それとなく聞いたことがあります。そのとき、「ムラタ君、あせるな。ロンドンに出そうと思っている。ちょっと待ちなさい」といわれました。

僕は15年以上、アジア関連の仕事をしており、それまでと違う地域で仕事をしたいなと思っていました。アジアが嫌だったわけでありません。新しいことに挑戦したいという気持ちかな。カッコつけすぎか。

とにかく、部長の言葉はありがたかったです。

そのあと、関係会社に出向して営業部長を2年半務めたあとにロンドンに行くことになりました。

でも、僕はそれまで英国に行ったことがなかったのです。イタリア、フランスは出張で結構行っていたのですが・・・。

 

  • リバティ

え~、行ったこともない英国に駐在。大丈夫だったの?

 

(B)オヤカタ

こう考えました。イタリアやフランス駐在だと、イタリア語、フランス語をある程度話せなくてはならない。ロンドンは英語だけ。商社マンですから一応新人時代から英語は使っています。

「何とかなるでしょ」と思っていましたが、実際に仕事をしてみて思ったのは、「英語」はむずかしいです。

英語圏ではない外国人と仕事をよくしました。お互いに母国語でない「英語」でのコミュニケーションには「配慮」が生じます。ビジネスですから、自分の意見をわかってもらう、相手の考えを理解するが必要です。英国では英語しか話さない人たちと「英語」だけでやっかいな交渉をしなくてはなりません。ハンデキャップが生じますよね。そんな僕を秘書兼マネージャーとしてサポートしてくれたのがLauraでした。

 

(A)リバティ

ワタシと同じ、秘書だったんだ。Lauraのこと聞かせて~。

 

(B)オヤカタ

OK! 次回Lauraの「キャリア」について話させてください。

当社(POM)の事業サービスにキャリア支援があります。

それにも関わります。ちょっと長くなってしまうので、次回のBlogで話します。

ぜひ聞いてください。

 

(A)リバティ

OK!たのしみ~

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